介護施設で電気代を安くする7つの方法!消費電力を最適化しよう!
介護施設の電気代が高いと感じたとき、効果的な節電対策方法が気になる方も多いでしょう。
介護施設では、常時使用している電気機器・照明・設備などの使用方法を見直すとともに、電気使用量を見える化した戦略的な節電で電気代を大きく削減することが可能です。
この記事では、介護施設で電気代を安くする7つの方法を詳しく紹介します。
目次[非表示]
- 1.介護施設で電気代を安くするための重要ポイント
- 2.介護施設で電気代を安くする7つの方法
- 2.1.①不要な照明の削減と明るさ調整
- 2.2.②人感センサーライトの導入
- 2.3.③冷蔵庫の買い替えとメンテナンス
- 2.4.④エアコンの適切な温度調整とメンテナンス
- 2.5.⑤グリーンカーテンの導入
- 2.6.⑥自家消費型太陽光発電システムと蓄電池の併用
- 2.7.⑦エネルギーマネジメントシステムの導入
- 3.介護施設で電気代をもっと安くする秘訣
- 4.まとめ
介護施設で電気代を安くするための重要ポイント
介護施設で節電や電気代削減に取り組む際は、利用者に配慮した工夫が必要です。
例えば、照明や空調などを最新のものに切り替えることで節電対策をする場合、エネルギー効率はもちろんのこと、利用者の利便性も考えなければなりません。
また、施設内での電気の使用ルールを決めるなどの対策も有効です。節電対策を始めるときには、どの設備で特にエネルギーを消費しているのか把握する必要があります。
そのため、電気使用量を設備ごとに可視化し、デマンドを監視・管理できるシステムの導入が望ましいです。
介護施設で電気代を安くする7つの方法
ここからは、介護施設で電気代を安くする方法を7つ挙げ、具体的な取り組み方を紹介します。
①不要な照明の削減と明るさ調整
利用者の移動や作業に支障が出ない程度に、照明の数を減らすか明るさを抑えることで電気代を削減できます。
不要な照明を取り外す場合は、利用頻度の少ない場所を優先的に選びましょう。
照明の明るさの調整については、一般的に500ルクスの照度があれば作業に支障が出ないといわれています。
また、従来の水銀ランプを使用している場合、LEDに交換することで大きな省エネ効果が発揮されます。
②人感センサーライトの導入
人通りの少ない場所にある照明を人感センサーライトに交換することで、電気代削減につながります。
人感センサーライトは、人の動きを感知して自動的に照明のON・OFFを行なう機器であり、電気の使用時間を最適化します。
常時人がいる場所ではなく、トイレや廊下などに人感センサーライトを導入することが望ましく、電気の消し忘れ防止にも有効です。
③冷蔵庫の買い替えとメンテナンス
介護施設では、厨房が設置されていて、ご利用者の食事を施設内で作っているところも多いでしょう。
その場合には、食材を保管するための冷蔵庫も設置されています。
使用している冷蔵庫が古いとエネルギー効率が悪く、電気を無駄に消費している可能性が高いかもしれません。
そのため、現在使用している冷蔵庫が古い場合には、最新の冷蔵庫に買い替えることで、電力消費を抑えられます。
冷蔵庫の買い替えには大きな費用がかかるため、ためらってしまう経営者の方も多いかもしれません。
しかし、買い替え後の冷蔵庫を数年程度使用すれば、電気料金が削減された分で元が取れることが多いです。
また、冷蔵庫のパッキンも定期的にチェックしておきましょう。
パッキンが緩んでいたり欠損していたりすると、そこから冷気が漏れ、エネルギー効率が悪くなってしまいます。
④エアコンの適切な温度調整とメンテナンス
エアコンのフィルターにホコリが溜まっていると、熱の移動が妨げられるため、冷暖房の効率が悪化してしまいます。
そのため、月に1回程度はフィルター掃除を実施するようにしましょう。冷暖房の効率が良くなれば、同じ設定温度でも少ない消費電力で済みます。
それと併せて、カーテンを活用しましょう。
夏場は室内に直射日光が入りにくくなるため、冷房の効果を高めて電力消費を抑えられます。冬場であれば、室内の熱が外に逃げにくくなります。
また、サーキュレーターを使用して、室内の空気を循環させるのもおすすめです。
⑤グリーンカーテンの導入
グリーンカーテンとは、つる性植物を窓の外に植え付け、カーテン状に育てたもののことです。リアルな植物の天然カーテンであり、輻射熱により室内温度の上昇を低減します。
窓からの日差しを防げるだけではなく、壁や地面、ベランダに日陰をつくるように設置することで、その場所の表面温度の上昇が抑えられます。
グリーンカーテンが活躍するのは夏季であり、室内温度の上昇を抑えながら空調の温度設定を上げる電気代の節約方法が効果的です。
また、植物が持つ緑はリラックス効果を与えるため、介護施設の居心地の良い空間づくりにも役立ちます。
⑥自家消費型太陽光発電システムと蓄電池の併用
自家消費型太陽光発電システムを屋根や敷地に設置すれば、長期的な観点で電気代を節約できます。
例えば、自家消費型太陽光発電システム+蓄電池の組み合わせで導入した場合、電気料金が安い夜間に蓄電し、電気代が高い昼間に供給する使い方で節約効果が発揮されます。
蓄電池があれば、蓄電しておいた電気を悪天候時や夜間でも使用可能です。自家消費型太陽光発電システムは、災害時の停電対策としても役立つため、施設の防災対策にもなります。
ただし、設備の導入コストが相当大きいため、おおよそ10年以内で初期投資を回収できる算段でなければ、大きな節電効果は見込めないといわれています。
⑦エネルギーマネジメントシステムの導入
エネルギーマネジメントシステム(EMS)とは、電気・水道・ガスなどのエネルギーをリアルタイムで見える化し、使用量を集計・分析できるシステムです。
エネルギーマネジメントシステムは、導入・管理する規模に応じてBEMS・HEMS・FEMS・CEMSなどの種類に分けられます。
介護施設であれば、一般住宅で採用されているHEMSで、各部屋の電気機器のエネルギー使用状況をタブレットやパソコンで可視化・分析が可能です。
介護施設で電気代をもっと安くする秘訣
介護施設でさらに効果的な節電を希望する場合は、省エネ効果を最大化するシステムの導入や電気料金プラン・電力会社の見直しも検討しましょう。
①電気使用量の見える化で省エネ効果を最大化する
当社の『電気管理クラウド』を利用することで、電気使用量を見える化できます。
IoTデバイスをセッション単位でブレーカーに設置することで、設備ごとに電気使用量をリアルタイムで見える化します。
また、デマンド(電力の需要)を監視できる機能により、電気使用量のピーク時と非ピーク時に合わせて効率の良いエネルギー消費を実現可能です。
さらに、専任担当者による現状把握から改善策の提案、効果測定などのコンサルティングサービスを提供しています。
専任担当者のサポートがあれば、節電のPDCAサイクルを回せるため、電気代を大きく削減することも可能です。
介護施設の電気代削減でお悩みなら、ぜひ『電気管理クラウド』の利用を検討してみましょう。
②電気料金プランや電力会社の見直し
現行の電気料金プランや電力会社の契約内容を確認し、施設にとって本当に最適であるのか見直しましょう。
2016年4月に施行された電力自由化により、現在は多くの電力会社が地域の枠を超えてサービスを提供できる状態になっています。
当社の『電気削減クラウド』なら、約10万件以上にもおよぶビッグデータを用いたシミュレーションで、最適価格の電力会社が見つかります。
電気代削減に関する豊富な知見を持つ専任コンサルタントが契約締結まで伴走サポートするため、どこの電力会社と契約して良いかわからない場合でも安心です。
今の電気料金プランが高いと感じている介護施設の経営者様や担当者様は、ぜひ導入をご検討ください。
まとめ
この記事では、介護施設の電気代について以下の内容で詳しく解説しました。
- 介護施設で電気代を安くする重要ポイント
- 介護施設で電気代を安くする7つの方法
- 介護施設で電気代をもっと安くする秘訣
介護施設で電気代を削減する場合、照明の削減や明るさの調整、グリーンカーテンの導入、太陽光発電の活用、エネルギーマネジメントシステムの導入など、さまざまな選択肢が挙がります。
施設で実践できる方法を積極的に取り入れるとともに、電気使用量を見える化するシステムを導入し、実際のデータに基づいて計画的に節電対策を講じることが望ましいです。
当社では、電気使用量を見える化し、さらにデマンド監視もできる『電気管理クラウド』、ビッグデータを活用して最適価格の電力会社を提案する『電気削減クラウド』を提供しています。
これまで多種多様な業種の企業や施設の電気代削減に貢献してきたスペシャリストが、豊富な知見とノウハウを活かして継続的なコストカットをサポートします。
電気代を安くする方法がわからない場合は、お気軽に『エネクラウド』までお悩みをご相談ください。