製造業必見!電気料金の仕組みとコスト削減の秘訣
企業の電気料金って、なぜこんなにも高いのか不思議に思ったことはありませんか?
それは電気料金の構造に秘密があります。
実は、節電による電気使用量の削減以外にも、基本料金の見直しによる節約方法が存在します。
しかし、自身の電気の使い方を具体的に把握できていないと、削減が難しくなります。
それでは、具体的にはどのように節約すれば良いのでしょうか。
本記事では、電気料金の構成要素やその見直し方法、また電気の見える化ツールの活用方法を詳しく解説しています。
目次[非表示]
- 1.電気料金の構造
- 1.1.基本料金
- 1.2.電力量料金
- 1.3.燃料費調整額
- 1.4.再生可能エネルギー発電促進賦課金
- 2.工場の電気料金を削減する方法
電気料金の構造
法人の電気料金は「基本料金」「電力量料金」「燃料費調整額」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」で構成されています。
この内、「基本料金」と「電力量料金」は電気の使い方次第で、削減の可能性があります。
基本料金
基本料金は、最大デマンドに基づいて決まります。
最大デマンドとは、1年間を30分ごとに区切った中で、最も電力を多く使った時点の使用量を指し、毎月一定の額を支払う必要があります。
電力量料金
電力量料金とは、消費電力や使用時間に応じて計算される、実際に電気を使用した量に対する料金のことを指します。
燃料費調整額
燃料費調整額とは、電力を生成するために必要な燃料費の変動に対応するための制度です。
原油や天然ガスといったエネルギー資源の市場価格は、政治情勢や天候により大きく変動します。
そのため、電力会社はこれらの変動リスクに対応するため、電気料金に燃料費調整額を設けています。
再生可能エネルギー発電促進賦課金
再生可能エネルギー発電促進賦課金は、電気料金の一部として設けられている制度で、その名の通り、再生可能エネルギーの発電を促進するための制度です。
再生可能エネルギーの発電には大きな費用がかかりますが、それらのコストは電気料金に反映され、これにより再生可能エネルギーの普及と持続可能な社会への貢献を目指しています。
>>【製造業(工場)向け】出費の多い項目の電気料金削減マニュアル
工場の電気料金を削減する方法
工場の電気料金を削減するには、節電による電気使用量の削減もしくは基本料金の見直しが効果的です。
現在の状況としては、節電に既に取り組んでいる事業場が多いものの、電気料金がなかなか少なくならない、という課題を抱えている方が多いのではないでしょうか。
基本料金の削減に取り組んでみましょう
その際には、基本料金の削減を検討してみることをお勧めします。
電力の使い方に時間帯で偏りがある場合、稼働させる設備の時間を見直し、電気の使用を均一にすることで最大デマンドを抑えられます。
これが基本料金の削減に繋がります。
まずは電気の見える化からはじめましょう
しかし、自社の電気の使い方を把握していない方も多いと思います。
そのような場合は、電気の見える化ツールの導入がおすすめです。
当社の「電気管理クラウド」を活用すれば、電気使用量をリアルタイムで把握することが可能です。
また、使用電力量が目標数値に近づいた場合に通知が来るよう設定も可能です。
更に、機器だけでなく、専任のコンサルタントによる分析や改善提案もサービス内容に含まれています。
これにより、電気料金のコストカットを継続的に行うことが可能となります。