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【法人向け】高圧電力と低圧電力の違いとは?電気料金を抑える秘訣とおすすめサービス

企業で使用される電力には、高圧電力、特別高圧電力、低圧電力の3種類があります。

それぞれに適した電気料金の削減方法が異なるため、最適な方法を選べているか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、高圧電力と低圧電力の違いや、それぞれの電気料金を抑える秘訣について詳しく解説します。


目次[非表示]

  1. 1.高圧電力・特別高圧・低圧電力の違いとは
    1. 1.1.高圧電力の特徴
    2. 1.2.特別高圧電力の特徴
    3. 1.3.低圧電力の特徴
  2. 2.高圧・低圧電力における電気料金や設備の違い
    1. 2.1.電気料金の違い
    2. 2.2.キュービクルの設置の有無
  3. 3.高圧電力と低圧電力の電気料金を抑える秘訣
    1. 3.1.高圧電力の電気料金を抑える方法
    2. 3.2.低圧電力の電気料金を抑える方法
  4. 4.電気使用量を見える化して改善する電気管理クラウド
  5. 5.高圧・特別高圧・低圧の電気料金を最適化する電気削減クラウド
  6. 6.まとめ


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高圧電力・特別高圧・低圧電力の違いとは

企業で使用される電力は、高圧、特別高圧、低圧の区分に分かれており、企業の規模に応じて適切な電力が利用されます。

ここでは、高圧電力、特別高圧、低圧電力の違いについて詳しく解説します。


高圧電力の特徴

高圧電力は、供給電圧が6000Vで契約電力が50~2000kW未満の範囲で使用され、工場やビルなどの多くの電力を使う施設に供給される電力です。

大量かつ効率的な電力伝送が可能で、長距離での伝送能力も備えています。

高圧電力はそのままでは使用できないため、100Vや200Vに降圧する設備が必要です。


特別高圧電力の特徴

特別高圧電力は、供給電力が20000V以上で契約電力が2000kW以上の場合に使用され、大規模な工場や商業施設などの大量の電気を使う施設で使われる電力です。

非常に高い電圧のため、安全性の確保のために専用の鉄塔やケーブルで供給されています。

また、特別高圧電力を利用している企業は、電気事業法によって電気主任技術者の配置が定められています。


低圧電力の特徴

低圧電力は、供給電力が200V以下で契約電力が50kW未満の場合に使用され、主に一般家庭や小規模な事業所へ供給される電力です。

比較的電圧が低いため高圧よりも事故リスクが少なく、電柱に設置されている柱上変圧器によって変圧されて届けられます。

発電所から柱上変圧器、分電盤までの設備管理は電力会社が行っています。


>>【高圧・特別高圧向け】見える化とコンサルティングで電気料金を削減する方法



高圧・低圧電力における電気料金や設備の違い

高圧電力と低圧電力では、電気料金の負担や必要となる設備にも違いがあります。

ここでは、高圧電力と低圧電力における電気料金や設備の違いについて詳しく解説します。


電気料金の違い

電気料金は、低圧電力よりも高圧電力の方が比較的安い傾向にあります。

低圧電力は電力会社によって変電されているため、その分のコストが上乗せされて高く設定されているケースが多く見られます。

高圧電力はそのまま送電されているため、低圧電力よりも比較的安いです。


キュービクルの設置の有無

高圧電力はキュービクルを用いて降圧する必要があるため、設置費用がかかります。

キュービクルとは、キュービクル式高圧受変電設備の略称で、高圧の電気を使用できる電気に変圧する機器を箱に詰めた設備です。

病院や学校、工場、商業施設などの比較的大きい建物で利用されています。

キュービクルは、自費で設置しなければならない設備のため、使用する電気の規模により一定のコストがかかります。

高圧電力を利用する際には、キュービクルの導入の必要性を押さえておくことが必要です。



高圧電力と低圧電力の電気料金を抑える秘訣

電気料金の削減は、高圧電力と低圧電力のどちらも可能ですが、方法が異なります。

ここでは、高圧電力と低圧電力における電気料金を抑える秘訣を紹介します。


高圧電力の電気料金を抑える方法

高圧電力の電気料金を抑えるには、30分間の電力消費量を抑える必要があります。

30分間の平均使用電力のことをデマンド値と言い、デマンド値の大きさで基本料金が変わります。

したがって、デマンド値を下げる取り組みを効果的に行っていくことが望ましいです。


▼高圧電力の電気料金を抑える方法

  • デマンドコントローラーの導入
  • 電力会社やプランの見直し
  • 空調を適切な温度に設定する
  • 照明のLED化


デマンドコントローラーは、電力消費量をリアルタイムで見える化し、調整できる機能を持った装置です。

電力消費量がリアルタイムで見える化できれば、電力消費が多い部署や設備を特定できるため、効果的な電力削減施策の策定が可能となります。

また、電力消費が大きくなる時間帯に合わせて、空調や照明などの設備の節電を行うことで電気代の削減ができます。

デマンドコントローラーの導入は、初期費用がかかる場合が多いですが、コストをかけたくない場合は、電力会社の切り替えやプランの見直しも有効です。

新電力が登場してから、電気料金の幅が広がったため、最適な電気料金を選択できるようになりました。

このように、多くの企業が利用している高圧電力は、設備の導入や電力会社の見直しなど、あらゆる観点で電気料金を抑えられます。


低圧電力の電気料金を抑える方法

低圧電力の電気料金を抑えるには、高圧電力の節電方法と同様で、基本料金の見直しや電力使用量の節約などが有効です。


▼低圧電力の電気料金を抑える方法

  • 基本料金の最適化
  • 電力使用量の節約
  • 電子ブレーカーの設置 


電子ブレーカーは通常のブレーカーと異なり、CPUで電流の制御を行うため、最適な電力量の契約ができます。

通常のブレーカーにおいては、一定以上の電力が使用された場合に電流が遮断されてしまうため、ブレーカーが落ちないように高めの基本料金を払うケースが多く見られます。

低圧電力を使用している企業でもさまざまな方法があるため、適切な施策を検討し、実施することが重要です。



電気使用量を見える化して改善する電気管理クラウド

電気使用量の分析方法についてお悩みの企業様におすすめするのが、電気使用量を見える化して電力消費を最適化につなげる『電気管理クラウド』です。


▼電気管理クラウドの特徴

  • 独自IoTデバイスにより電力使用量の可視化
  • お使いのデバイスでリアルタイムに使用状況を確認
  • 可視化データを基に省エネレポーティングによる省エネ活動の促進


電気使用量の分析で効果的な改善を行いたいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。



高圧・特別高圧・低圧の電気料金を最適化する電気削減クラウド

電力会社の選定でお悩みの企業様におすすめするのが、最適な電力会社の選定で高圧や特別高圧、低圧における電気料金の削減を実現する『電気削減クラウド』です。


▼電気削減クラウドの特徴

  • あらゆる法人の電気料金の明細に基づいたシミュレーションで電気料金の最適化を支援
  • 独自の入札システムで条件に合った様々な電気料金プランの提案が可能
  • 専任コンサルタントによる電気料金削減の課題の分析で最適な電力会社の選定を実現


最適な電力会社の選定で電気料金の削減をしたいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。



まとめ

この記事では、高圧電力と低圧電力の違いについて以下の内容で解説しました。


  • 高圧電力・特別高圧・低圧電力の違い
  • 高圧・低圧における電気料金や設備の違い
  • 高圧・低圧の電気料金を抑える秘訣


企業で使用されている電力は、高圧電力、特別高圧、低圧電力があり、企業の規模や事業内容によって最も適切な電力が使用されています。

高圧電力と低圧電力では、電気料金の負担や必要な設備にも違いがあるため、より適切な方を利用する必要があります。

高圧電力と低圧電力は、どちらも電気料金の削減に取り組むことが可能です。

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営業本部部長 樟山 雄二郎
営業本部部長 樟山 雄二郎
大手保険代理店にて、BtoC領域における新規営業および事業マネジメントを経験。 その後、関連企業の常務取締役を経て、2021年6月に当社の取締役に就任。現在は、「クラウドシリーズ」(電気削減クラウド・電気管理クラウド)の責任者として、企業のエネルギー最適化を支援するサービス開発・運営を統括。

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