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業務用エアコンの消費電力を抑えるには?電気代の削減につながる5つのポイント

企業の電気代を削減するには、「業務用エアコンの消費電力を抑えること」に注力するのが有効です。これは、業務用エアコンの消費電力が大きいことに由来しており、すぐにできる工夫で消費電力を最適化することが可能です。

この記事では、業務用エアコンの消費電力の割合をはじめ、電気代の目安、電気代が高くなる原因について解説します。あわせて、業務用エアコンの消費電力を抑える方法もまとめています。ぜひご覧ください。


目次[非表示]

  1. 1.業務用エアコンは何%?場所・業種別に見る消費電力の割合
  2. 2.業務用エアコンの電気代は?計算方法と目安を知ろう
  3. 3.業務用エアコンの電気代が高い!使い方に潜む5つの原因
    1. 3.1.1.設定温度と外気温の差が大きい
    2. 3.2.2.メンテナンスが不十分
    3. 3.3.3.エアコンが劣化している
    4. 3.4.4.非効率な方法で使用している
    5. 3.5.5.室外機の周りにものがある
  4. 4.電気代の削減につながる!業務用エアコンの消費電力を抑える方法
    1. 4.1.1.設定温度を見直す
    2. 4.2.2.こまめにフィルターを掃除する
    3. 4.3.3.エアコンの買い替えを検討する
    4. 4.4.4.効率的な使用を心がける
    5. 4.5.5.室外機周りの環境を整える
  5. 5.まとめ


業務用エアコンは何%?場所・業種別に見る消費電力の割合

業務用エアコンの電気代を削減するには、消費電力が全体の何%を占めているか知ることが重要です。

そこでまずは、経済産業省 資源エネルギー庁が発表している『夏季の省エネ・節電メニュー』を参照して、場所・業種別に業務用エアコンの消費電力の割合をまとめます。


▼場所・業種別に見る業務用エアコンの消費電力の割合

場所・業界
業務用エアコンの消費電力の割合
オフィスビル
48.6%
卸・小売店
26.2%
食品スーパー
24.3%
医療機関
34.7%
ホテル・旅館
29.2%
飲食店
50.5%
学校(小・中・高)
37%
製造業
17%(照明含む)

経済産業省 資源エネルギー庁『夏季の省エネ・節電メニュー』を基に作成


上記のとおり、特に飲食店で業務用エアコンの消費電力の割合が大きいことが分かります。


▼飲食店の消費電力の内訳

飲食店の消費電力の内訳

画像引用元:経済産業省 資源エネルギー庁『夏季の省エネ・節電メニュー


飲食店の消費電力の内訳はご覧のとおりです。空調(業務用エアコン)の割合が最も大きく、これは製造業を除くほとんどの業種に共通しています。

つまり、業務用エアコンの消費電力は大きく、その分電気代に与える影響も大きいということです。企業の電気代を削減するには、業務用エアコンの消費電力を抑えることに注力する必要があります。


出典:経済産業省 資源エネルギー庁『夏季の省エネ・節電メニュー



業務用エアコンの電気代は?計算方法と目安を知ろう

業務用エアコンの電気代の目安は、以下の計算式で算出できます。


電気代[円]= 消費電力[kW]× 使用時間[h]× 電力量料金[円/kWh]


消費電力は業務用エアコンの機種のほか、運転モード(冷房か暖房か)によっても異なります。カタログに「定格消費電力」として記載されていることが多いため、確認してみてください。

電力量料金は電気の契約プランによって異なるため、契約内容をご確認ください。

例えば、以下の条件で業務用エアコンを1時間使用したとします。


▼業務用エアコンの使用条件

  • 消費電力(冷房の定格消費電力):2.84kW
  • 電力量料金:18.07円/kWh


上記の数値を計算式に当てはめると、以下のようになります。


2.84 × 1 × 18.07 = 51.3188


つまり、上記の条件で業務用エアコンを使用した場合、1時間当たりの電気代は約51円ということです。仮に業務用エアコンを24時間連続で使用した場合は「51円 × 24時間」で1,224円、これを1ヶ月続けた場合は「1,224円 × 31日」で37,944円の電気代がかかります。

なお、業務用エアコンの電気代は機種や設置場所、使用時間、電気契約の内容などによって異なります。上記はあくまで目安としてお考えください。



業務用エアコンの電気代が高い!使い方に潜む5つの原因

業務用エアコンの電気代が高い場合、その使い方に原因があることがあります。


1.設定温度と外気温の差が大きい

設定温度と外気温の差が大きいと、設定温度に到達するまでに長い時間がかかります。その間、エアコンは電力を消費し続けることになるため、電気代が高くなる傾向にあります。


2.メンテナンスが不十分

エアコンのフィルターが汚れていると空気の流れが悪くなり、冷暖房の効率が低下します。この場合、設定温度に到達するまでに多くの電力を消費することとなり、これも電気代が高くなる原因のひとつです。


3.エアコンが劣化している

業務用エアコンの耐用年数は13〜15年といわれています。この期間を過ぎると経年劣化により本来の力を発揮できず、必要以上に電力を消費することで電気代が高くなることがあります。


4.非効率な方法で使用している

営業時間外や定休日もエアコンを使用したり、従業員が設定温度を頻繁に変更していたりと、非効率な方法で使用することも電気代が高くなる原因です。無駄な使用時間が長くなるほど、必要以上に負荷をかけるほど、電気代は高くなります。


5.室外機の周りにものがある

室外機の周りにものがあると排熱効率が低下し、電気代が高くなります。複数の室外機を隙間なく設置している場合も同様のことがいえます。



電気代の削減につながる!業務用エアコンの消費電力を抑える方法

業務用エアコンの電気代を削減するには、上述した原因を踏まえて使用方法を見直すことが重要です。


1.設定温度を見直す

エアコンの設定温度と外気温の差を少なくすると消費電力を抑えられるため、電気代の削減につながります。また、設定温度を1℃調整するだけで冷房なら約13%、暖房なら約10%の消費電力を削減できます。過ごしやすい環境づくりを軸に、可能な範囲で温度設定を見直してみてください。


2.こまめにフィルターを掃除する

業務用エアコンのフィルターをこまめに掃除し、きれいな状態を保つことで、運転効率の低下を防止できます。必要以上に電力が消費されるのを防げるため、電気代を削減しやすくなります。定期的にプロによる分解洗浄でメンテナンスするのもおすすめです。


3.エアコンの買い替えを検討する

同じエアコンを長く使っている場合は、買い替えを検討してみてください。近年は省エネ性能に優れた業務用エアコンも登場しており、それに買い換えることで消費電力を抑えた使用が可能になります。


4.効率的な使用を心がける

風量を自動にしたり、扇風機やサーキュレーターを併用したりと、業務用エアコンの効率的な使用を心がけることで無駄な消費電力を抑えやすくなります。

例えば、風量を自動にすれば電源を入れてすぐは風量が強くなり、早く設定温度に到達します。その後室温が安定してからは風量が弱まり、余分な電力を消費せずに済むため、電気代の削減につながります。


5.室外機周りの環境を整える

室外機周りにものがある場合はそれを取り除き、通気スペースを確保します。排熱効率の低下を防ぐことで、電気代の削減が期待できます。

また、冷房効率の低下を防ぐために、室外機に日よけを設置するのも有効です。

室外機同士が密着していたり、室外機に直射日光があたっていたりする場合は、専門業者に依頼して移動させるのがベストです。室外機同士の感覚を程よく空け、かつ日陰に設置し直すことで、排熱効率の最適化を図れます。



まとめ

この記事では、業務用エアコンの消費電力の割合・電気代の目安とともに、電気代が高くなる原因とその対処法について以下の内容を解説しました。


  • 業務用エアコンの消費電力は大きく、電気代に影響を与えやすい
  • 業務用エアコンの電気代が高い原因は、主に「設定温度と外気温の差が大きい」「メンテナンスが不十分」「エアコンが劣化している」「非効率な方法で使用している」「室外機の周りにものがある」の5つ
  • 業務用エアコンの消費電力を抑える方法は、主に「設定温度を見直す」「こまめにフィルターを掃除する」「エアコンの買い替えを検討する」「効率的な使用を心がける」「室外機周りの環境を整える」の5つ


業務用エアコンは、多くの場所・業界で最も消費電力が大きい設備です。それゆえに電気代が高くなりやすいため、意識的に節電に取り組むことが求められます。

今回ご紹介した消費電力を抑える方法は、どれもすぐに取り組めるものです。ぜひ参考にして、業務用エアコンの電気代削減への一歩を踏み出してみてください。

業務用エアコンの電気代を根本から削減したい場合は、電気の契約プランを見直してみてはいかがでしょうか。

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営業本部部長 樟山 雄二郎
営業本部部長 樟山 雄二郎
大手保険代理店にて、BtoC領域における新規営業および事業マネジメントを経験。 その後、関連企業の常務取締役を経て、2021年6月に当社の取締役に就任。現在は、「クラウドシリーズ」(電気削減クラウド・電気管理クラウド)の責任者として、企業のエネルギー最適化を支援するサービス開発・運営を統括。

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